7歳になった2003年の春。
毎度の季節の変わり目なのだが、この春は、次々と通過していく前線と、大平洋上の台風2号と、
急に暖かくなったことでの換毛のトリプルパンチで調子がすっかり落ちてしまった。

食欲が落ちた、というより、好き嫌いが多くておいしいものだけ、がっついている。
歯が悪い時の好き嫌いとは違う感じなのだけど、数日前から急に牧草も食べなくなったことや、
時々口の中を気にする仕種をするので歯の可能性もあるのかもしれない・・・
時々お腹も痛そうにしていて、その都度マッサージもしていた。
それと、何時にもまして、気分屋でワガママになっている。

心臓ならば、今病院に行くと帰ってヘソをまげてハンストされることも考えられるし、
もうちょっと落ち着いてからのほうがいいかと悩んだけれど、
お腹や歯の心配もあるので、天候が一瞬落ち着いたその日に連れていくことにした。

◎ 病院へ ◎

まず、触診で指摘されたことは、聴診器をあてず、触診だけで、
心雑音がわかるようになってしまったこと。
前回診ていただいてから1年近く経ってしまっている。
これからは、無理のかからない程度に定期的に診てもらった方がよさそうだ。

歯のほうは、左より右の奥歯のほうが若干高くなっていた。
おそらく左ばかりで食べているのでは?とのこと。
ただ、スパイク(尖った箇所)がないこのくらいの状態なら問題なく食べてしまう子が多いし、
潰瘍もなく、歯が原因で食欲がなくなってるとは思えない。
削って調節する方法よりも、他の原因を考えてみましょうとのことだった。

心臓の確認のため、レントゲンを撮ってもらう。
1年前のものと比較すると、大きさはそれほど変わっていないものの、形は少し変わってしまっていて、
位置も多少(横から撮影のレントゲンで)縦に立ってきてしまっていた。

今回の不調は、換毛や気候のせいもあるのだろうけれど、
心臓の症状が少し進んでしまっているのは明らかで
やはりそのせいで気紛れになったり、全体の調子も落ちてしまっているのでしょうとのことで、
エナカルドが増量されることになった。
エナカルド増量の効果は個体差によって1週間〜1ヶ月ほどかかるかも、とのことだった。

◎ 帰宅 ◎

調子が良くなったのはその夜で、毛満載の糞を出したら、急にご機嫌になってしまった。
触診マッサージが効いたようだ。
おそらく時々調子悪そうにしていたのは、この毛うんちがところどころでひっかかっていたのだろう。

この春は特に毛球で病院に来た子が多いそうだ。

耳はまだ熱っぽいので、心臓への効果はこれからだろうし、
換毛も続いているので安心はできないけれどとりあえずほっとした。

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