涼しくなる9月には定期検診を、と思っていたら10月になってしまった(汗)
9月の下旬頃から、毛うんちや柔らかいうんちをしていて
食欲も落ちたり復活したりと波がある。
お腹マッサージをして、ちょっと調子よくなったかな?と思ったのもつかの間、
今度は台風が近くを通過。。。
タイミング悪く影響受けたか、本格的に調子悪くなってしまった。

体重も普段は1.55kgぐらいなのが
1.5kgにさがったままあがらない。病院へ連れていく。
通院でハンストされるのも厄介だが、このまま食べないで
今より悪くなるほうがもっと問題だ。

◎ 10月1日病院 ◎

今日は院長先生に診ていただく。
体重1.48kg。
腸にハリがないこと、
毛などが詰まっているような感じはしないこと、
歯のほうは、左上の1番目の奥歯が少し尖っていて、
頬に当たってはいるものの、それほどひどくはないこと、
そして脈が少し弱いと言われた。
ルドルフはこれまでは脈は強いほうだ。
耳も冷たいし、お腹のほうの体温も低い感じなので、
お灸と鍼をしていただく。

急に血行が良くなることで、心臓へ負担になるのでは?と心配したが、
心臓へ直接働きかける鍼とは違い、お腹のための鍼なら大丈夫とのこと。
胃腸の血流が滞っているほうが、かえって心臓には負担となるのだ。

お灸は、線香の先をつぼ部分(軟膏を塗ってある)に近付けて暖めるというもの。
お灸をしてもらっているうさぎは何頭か見ているが、
みんな気持ち良さそうにしていて、思わず笑ってしまうのだ。

ルドルフも調子悪いせいか、今までになく診察台の上で緊張していて、
お灸も最初は怪訝な顔だったけれど、そのうちうっとり顔に。
・・・カメラ持ってくればよかった(悔)
耳や首のあたりも良い感じの暖かさになって、こちらもほっとした。

室温の変化がなくても、体調によっては体感温度が変わることがあるので
(人間でもそうだ)、寒く感じていたかもしれませんねと言われる。
たしかに今朝は毛を立ててまんまるにもなっていた。

お灸と鍼の後は、脈拍も上がり、顔色も良くなった。

「これがきっかけになって、食べるようになるといいのですが、
もし調子が上がらないようでしたら、また来てください」とのこと。
来た時とは顔つきもだいぶ良くなり、キャリーの中で牧草を食べて見せ、
他の飼い主さんにほめられていた(笑)

帰宅。
病院ではお灸にうっとりしていたのに、帰ったらしばらく機嫌が悪かった。
人の顔をじっとにらんで距離を置き、ベッドの下へ行ってしまう。
その後、ちょっと発酵気味の臭い糞をたくさん出した。
お腹のほうは少し動きだしたかも。
でも食欲はいまいち。
強制給餌には慣れている旦那さんが、めずらしく手こずっている。
嫌いな味にはとことん反抗的のようだ(汗)
栄養補給のため、特別に買った「ニッパイソフトペレット」
(うちでは『必殺ペレット』と呼んでいる。食欲なくても
これならみんな好きなのだ)は食べるけれど。
う〜ん。

◎ 10月2〜3日病院 ◎

長い間かけて動きが悪くなったお腹は、戻るにも時間がかかり、
鍼で持ち上げてあげても、効果はそれほど続かないから、
毎日お灸に通いながら、少しずつ調子があがってくるのを期待。

まだ自主的にはあまり食べない(差し出すとしぶしぶ食べる)ことと、
ニッパイソフトなら食べることを伝えると、
自分から食べるようになることが大事ですから、
今は食べてくれるものをあげてください、と言われる。

◎ 10月4日病院 ◎

家で、お腹や背中に手を当てたり、マッサージしたりして暖めたりすると
コリコリと気持ち良さそう。
土曜日は混むので、夕方に病院を予約する。

病院は混んでいて、予約が大分押していた。
待っている間、キャリーの中でちょっと息があがっていた。

体重1.5kg。
お灸してもらう姿は、温泉旅館で按摩さん頼んだじーさんのよう。
お腹のほうはだいぶよくなっているとのことだったが、
心拍のリズムが落ちたり戻ったりする、と言われる。
緊張しているからかな?(待ち時間も長かったし)とのことだったが
触診やお灸のほうもいつになく慎重な院長先生。。。

んー?と思いながら診察を終えて病院を出ると、雨が降ってきた。
これかぁ。
昼間は晴れていたのに、急な天候の変化には敏感だ。
降るなら降るって教えてくれれば傘もって来れたのに。ルドルフよ(苦笑)

帰り際「心臓もまだ重症ではないですが、気をつけていてあげてください」と
言われる。

◎ 10月5〜10日時々通院 ◎

時々日にちの間隔を空けながら、お灸に通う。
少しづつ調子も戻り、時々お腹痛そうにするものの、
糞が出るとすっきりした顔して走ったり食べたりするようになってきた。
野菜も自主的に食べる量が増えて来る。
お灸とレメディのおかげかもしれない。

心臓のほうも、音はあいかわらずだけれど
調子は良さそうだとのこと。ほっとする。

体重はなかなか増えないが、返って身軽になったのか、
軽快に走り回ったり、ジャンプの高さが高くなったような気が・・・???

散々好き嫌いを言われたので、伊勢丹と松屋で野菜の買い出しをしていた(涙)
身軽なうさぎと、軽くなった懐・・・(苦笑)

◎ 10月11日病院 ◎

今日はちょっとぼーっとしている。
おそらく天気のせいだとは思うのだけれど、天気に影響受けて、
調子が上がらなくなってしまうのも心配。病院へ行く。

体重1.5kg。
脈も戻ってきていて、お腹もだいぶ良さそうなのだけど、
心雑音が、ここ何回かの診察の中では一番音が強いと言われる。
聴診器を取り替えてみても同じ。
先生自身の耳のコンディションにもよるかも?とのことだったが(それだけ診断も微妙で難しい)、
たしかにこれまでの「お腹の調子が悪そう」なのとはちょっと顔色も違う。
脈もちょっと強めになってきている。
「かえって体温を上げるのは良くないので、今日はお灸はせずに鍼だけに」
ということになった。

以前と同じく「心臓の具合に気をつけていてあげてください」と言われた。
気をつけろと言われても・・・う〜ん(汗)
(けれど院長先生の勘は当たるのだ・・・)

◎ 10月12〜19日 ◎

気圧を毎日記録しているのだが、11日の夜から気圧がどんどん下がってきて
天気もころころ変わった。
13日の午後、急な豪雨になって気圧も下がりきり、また上がって行く。
どうやらルドルフ、お天気おにいさん(おじいさん?)を目指してるのかも?
そんなことで体張らなくてもいいんですがね(苦笑)

体重はなかなか戻らず、好き嫌いも激しいのだけれど、
レメディのおかげか?機嫌が悪くなったりはしない。
心臓の調子が悪そうな時は、これまでは決まって不機嫌だったのに。

15日ぐらいから、お腹は空いているように見えるのだが
野菜には見向きもせずに、ペレット・牧草・梨ばかり食べる
(梨は心臓病にいいらしい。とにかく食べてくれるなら・・・)。
乾きもの中心のせいか、レメディ入りの水は良く飲む。
食欲ないならまだしも、なんだろう?ただのわがまま?
野菜を食べると毛を立ててまんまるになるので、
体が冷えるのが嫌で、野菜を食べないのか?とか考えてみたり。

18日ごろから、時間によってぼけぼけが強くなる。
糞の大きさも小さめ。

◎ 10月20日病院 ◎

どこが悪いっていうのでもない。でも時間によってかなりぼけぼけする。
なんだかイヤな感じ。どうイヤなのか?と言われても難しい。
顔つきが違うのだ。ぼけぼけが強すぎる。
他の時間は普通にも見えるので迷ったのだが
野菜もほとんど食べず、乾きものばかり食べるのが気になるし、
台風も来ているので、病院へ行ってみる。

お腹の調子がいまいちかな?というところ。
歯も診てもらうが、特に悪そうな感じもないし、
心臓の音もかわらず、ということだった。

ただのわがまま病なのか?

◎ 10月21〜25日 ◎

21日、台風が2つになった。
23日にはおそろしいくらいの大雨。
24日には大きな低気圧とトライアングルになり、3方から囲まれてしまった。

そんな中、21日の18時頃に聴診器で心音を効いていた旦那さんが
脈拍数が落ちること(除脈)に気づく。
22日も19時頃にも、同じように。30分くらい聞きつづけてくれていた
(30分も文句言わず聞かせてくれること事体、ちょっとおかしい)。
ルドルフが一番眠い時間であることと、朝の薬をあげてから時間が経ってることなども
除脈と関係あるのかもしれない。夜中の活動時間になると目つきも戻る。
病院で心音を指摘される時は決まって夕方だったから、
やはり時間によって関係あるのか?

23日、病院へ相談に行く。
心臓病の場合、リラックス時に脈が落ちるのは犬猫でもよくあることらしい。
「ニトロール」という薬を試すことになった。
血管拡張剤だが、エナカルドとは違って、心臓の血管に働くもの。
処方されたのは最低量だが、1日2回、いつもの薬と一緒にはあげず、
数時間後にあげるという時間差攻撃で効果を狙う。
1週間試して、その間ふらつくなどの低血圧症状が出るようなら
エナカルドのほうを減らしましょう、ということになった。

野菜を食べないことについては、水分をたくさん取ることで血流量が増えるので
心臓が弱ってる場合には負担にもなる。血圧も下がる。
水分を充分取り血液をサラサラに保つことも大切なのだが、
症状によっては水分摂取量も変わってくるのだろう。
病状の変化に気づくためのサインのひとつとなる。

『ニトロ』という言葉を聞いて、正直どきっとした。
心臓病とはわかっていたつもりだけれど、
さらに目の前に突き付けられた気がした。
現実を見据えたところで、レメディを選び直す。効いてくれるといい。

で、このニトロール、どうやらまずいらしいのだ。
最初はバナナで食べてくれたが、2回目から不審な顔で残し、
3回目では走り回って逃げるようになった。
梨につけてみたら、もっとまずかったらしい。

困ってしまい、先生に相談。
シロップもないし、量が少なすぎて錠剤では無理。
小児用オブラート(ゼリー状)ではどうか?ということで買ってみたが
それだけであげてみてもルドルフには不評・・・。
で、小動物用のビタシロップ少量に溶かしてシリンジで差し出すと
自ら舐めてくれた。
これでいこう。
短期間なら強制的にやるのもいいのだが、ずっと続くこととなると
負担なく確実にあげられる方がいい。

24日の夜から、野菜の食いつきが変わる。
ニトロールとレメディの相乗効果か!?
顔つきもよくなり、日中の眠い時間でも食べるようになった。
体重はなかなか増えないが、体のハリはよくなったので大きく見える。
かえって身軽になったようで軽快に走り回っている・・・。
秋の天気、まだまだ油断はできないが、
それでも「やる気な顔つき」にちょっとほっとした。

きっと、ビビリになってきていた8月下旬ぐらいから、
ルドルフの体の中では変化があったのかもしれない。
それでも微妙なものだろうし、うさぎは具合の悪さを隠す動物だ。
それに症状の変化をうさぎ自身は語れない(人間では自覚症状も診断基準の目安になる)。
そんなやっかいな病気だから、なかなかこちらのケアは追い付かないかもしれないけれど
それでもできることはできるだけやっていこう。

「心配してくださったみなさん、ありがとうございます」
 身軽になってテーブルに飛び乗るルドルフ

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